安倍なつみ モーニング娘。卒業コンサート その日横浜に雪が舞った...。 10話
2004年2月10日歌い終えると、彼女の頬をまた涙がつたう。
この光景を目に焼き付けるように、会場全体を見渡す。
「どうもありがとう。」彼女はそういい残すと、再びメインステージへ向った。ここから本当の卒業式が始る。
花道を渡り終えた彼女が、再びステージへ戻った時、そこには安倍に卒業メッセージを伝えるためにステージに立った、モーニング娘。のメンバーの姿があった。
一人一人、想いを伝えるために一列に並んだメンバー。先頭には花束を抱えたリーダー飯田圭織の姿があった。
安倍は笑顔を浮かべながら向き合う。
飯田は涙をこらえて言った。「なっち、卒業おめでとう。」
安倍は笑顔で返す。「ありがとう」
そして花束を安倍に渡す。
安倍は大切そうにその花束を抱える。
そして、最初のメッセージを伝えるため、飯田は一枚の手紙を取り出す。「まずは、風邪でこれなかった紺野からお手紙が届いてます。」
飯田はそう言うと、紺野が書いた手紙を読み始めた。
「安倍さんへ 卒業おめでとうございます。そして今日ステージに立てなくてゴメンなさい。 安倍さんとの思い出、すごく心に残っている事は、5期メンバーが入って間もない頃、歌やダンスが上手く行かなくて悩んでいる時に、私達4人に手紙をくれ、励ましてくれた事です。
これからも素敵な安倍さんでいてください。私は早く風邪を治します。」
紺野あさ美は安倍なつみと同郷の北海道出身である。
だから、故郷を離れ住み慣れない都会で暮らす彼女に共感し、色々アドバイスを送り、紺野もまた同郷の先輩に懐かしい故郷を感じていた。
手紙を読み終えた飯田から手紙を受け取ると、「紺野、早く良くなるんだよ。」やさしく語りかけ、手紙を胸に当てた。安倍の言葉は紺野に届いただろう....。
11話へ続く。
この光景を目に焼き付けるように、会場全体を見渡す。
「どうもありがとう。」彼女はそういい残すと、再びメインステージへ向った。ここから本当の卒業式が始る。
花道を渡り終えた彼女が、再びステージへ戻った時、そこには安倍に卒業メッセージを伝えるためにステージに立った、モーニング娘。のメンバーの姿があった。
一人一人、想いを伝えるために一列に並んだメンバー。先頭には花束を抱えたリーダー飯田圭織の姿があった。
安倍は笑顔を浮かべながら向き合う。
飯田は涙をこらえて言った。「なっち、卒業おめでとう。」
安倍は笑顔で返す。「ありがとう」
そして花束を安倍に渡す。
安倍は大切そうにその花束を抱える。
そして、最初のメッセージを伝えるため、飯田は一枚の手紙を取り出す。「まずは、風邪でこれなかった紺野からお手紙が届いてます。」
飯田はそう言うと、紺野が書いた手紙を読み始めた。
「安倍さんへ 卒業おめでとうございます。そして今日ステージに立てなくてゴメンなさい。 安倍さんとの思い出、すごく心に残っている事は、5期メンバーが入って間もない頃、歌やダンスが上手く行かなくて悩んでいる時に、私達4人に手紙をくれ、励ましてくれた事です。
これからも素敵な安倍さんでいてください。私は早く風邪を治します。」
紺野あさ美は安倍なつみと同郷の北海道出身である。
だから、故郷を離れ住み慣れない都会で暮らす彼女に共感し、色々アドバイスを送り、紺野もまた同郷の先輩に懐かしい故郷を感じていた。
手紙を読み終えた飯田から手紙を受け取ると、「紺野、早く良くなるんだよ。」やさしく語りかけ、手紙を胸に当てた。安倍の言葉は紺野に届いただろう....。
11話へ続く。
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