今は午後1時過ぎ、コミュニティーエリア、LISAの登場時間まではあと、数時間あるので私達はクーラーがかなり効いた室内で休む事にした。
この場所には今回登場するアーティストのグッズ、協賛スポンサーの売店、臨時出店のコンビニなどがあり、いたれり尽くせりのスペースであった。
しばらくグッズ売り場を徘徊していた私達の横を、見覚えのある女の子達がすり抜けていった。
SweetSであった。
ライブが終わったので遊びに来たのであろう。
メンバーの5人、そして小さなカメラを持ったスタッフ、あと2人ぐらいの男が側についていた。
さっきのライブに行かなければ気が付かなかったかもしれない、デビュー前のせいか、周りに彼女達に気付く人たちは僕達以外はいない。
彼女達は僕たちの目線を他所に会場内で買い物を楽しんでいる普通の女の子に見えた。
そんな彼女達の後姿を見送りながら私達は少し感動していた。
会場内の売店にはいろんな食事が出来るスペースも設けられていた。その中には沖縄料理の食べられるブースもあった。私達はそのブースへ行き、沖縄そばを食べた。一つ計算外だったのは、熱かった事。
暑い日に熱いものを食べるのはかなりしんどいです。
しばらくくつろいだ後、私達はまたコミュニティーエリアへ戻る事にした。ステージでは「ハーツディルズ」のステージが始っていた。私達が居た時よりギャラリーはかなり増えていた。
バーバルのプロデュースでデビューしたラッパーの彼女達。非常にクラブの勢いをそのままステージへ持ってきてくれて楽しかった。
そんな彼女達の次に登場したのは、お待ちかね「LISA」である。その頃には一番最高峰に立っていたと思っていた私達の後ろにも、かなりの見物客がいた。ハスキーな声が会場をあおる。ステージには浴衣姿の威勢のいい女性が立っていた。LISAである。客席にコールを求める彼女の姿を見ていると、彼女はライブが好きなんだと感じる。そんな彼女に応えるかのように客席からも大きなコールが飛ぶ。そして彼女のステージが始った。
Superstar、Move on、バビロンの奇蹟などのヒット曲を披露し、彼女のステージは大歓声のうちに終了。いよいよ、hitomiが登場する。次にhitomiが登場するのをまわりも解っているのか、登場前からステージへ向い人が雪崩のように流れてきた。場内のテンションも今までとは違う熱を感じる。そんな雰囲気の中でステージにhitomiが登場した。ギターを肩に掛け、ステージに現れた彼女に周りから「細いな」などの声が漏れる。そんな細い彼女からは想像がつかないステージが始った。SAMURAI DRIVEでは会場のオーディエンスがメロディーに合わせて手を振り上げる、その後、体温、innocenceなどの落ち着いたナンバー、会場の静寂を嫌うかのように勢いのある曲が次に登場、CANDY GIRL LOVE2000.ライブエリアに負けないぐらいのノリである。いつの間にかステージの周りには数千人のギャラリーが渦巻いていた。
そんな熱いステージを後にし、私達はライブエリアへ向って歩いていった。あと30分くらいでライブエリアのステージも始る。いよいよa+nation本番である。外は炎天下の熱さ、日焼け間違いなしである。ふと、ステージを見ると台風の爪あとが所々破損した箇所が見られた。私達は自分達の立居地に付いた。ステージから27列目のほぼ中央。中々のポジションである。ドリンクを3本買い込み準備を整え開演を待った。

続きは明日です。

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