其の八十一　　モーニング娘。のメンバーについて語ります。安倍なつみ編?

その象徴的な出来事は、6枚目のシングル「ふるさと」の時に起きた。
当時アサヤンでは番組を盛り上げるための企画で、小室哲哉プロデュース　鈴木あみと、モーニング娘。のシングルを同時発売して、どちらのシングルがオリコン初登場で上位になるか競わせた。
「ふるさと」は実質、安倍なつみのソロ曲でもあった。安倍以外のメンバーは皆コーラスを担当していた。
勝敗は鈴木あみ　Be　Together　1位。
モーニング娘。　ふるさと　　5位。
惨敗であった。
その惨敗の責任を安倍は一人で背負ってしまった。
その後、彼女は体調を崩したり、スキャンダルに巻き込まれたり、芸能界の荒波にもまれる。
ふるさとの惨敗、後藤真希の加入、メイン剥奪、彼女にとって一番辛い時期であったと思う。
その彼女に自信を持たせたのは以外にも歌ではなく、演劇であった。
その当時、モーニング娘。主演映画「ピンチランナー」がクランクインする。彼女は女優に目覚め始める。勿論、メンバーの支えもあった事をここに付け加えておく。
彼女の女優業は映画に始まり、ドラマの脇役、そして24時間テレビでは主演を見事に演じ切った。
最近のミュージカル「江戸っ娘。忠臣蔵」では、あ、まりにの演技の力の入れように演技中涙を見せる場面が見られた。彼女の演技にこちらが熱くなった。
もちろん、本業の歌でも後藤と安倍の2トップ体制に娘。はシフトした。彼女は輝きを取り戻した。

続きは明日。