まず、第一部「行け!夢が丘商店街」が始った。
娘。のメンバーで登場したのは、安倍、加護、高橋、吉澤、新垣、飯田の6人。その他にココナッツ娘。、長江健二らが出演した。
簡単なあらすじは、安倍(主人公)や加護たちが暮らす下町の商店街が、最近近くに出来たデパートのせいで、売上が落ち、衰退の一途を辿っていた。そんな商店街に住むのを諦め、店を閉店し皆他の土地に引っ越す事になった。そんな時、もう一度商店街を復活させようと、安倍は自宅の団子屋で新製品を作り出そうとする。しかし、安倍の父親(長江健二)は昔カタギの職人で、なかなか安倍の言うことを聞き入れてくれず、商品開発は挫折してしまう。しかし、同じ商店街に住む友達(加護、高橋、吉澤)や、ケーキ屋に勤める先輩(飯田)、そして洋菓子職人(ミカ)らの協力を得て、新商品は出来上がる。
新商品の名前は「あんブラン」。父親の築いてきた団子屋のあんを使った、新製品であった。この安倍の熱意に父親も動かされた。
そして、この「あんプラン」は大ヒットする。
そんな幸せの裏で、別れは迫っていた。
彼女達は自分達の夢を語り、そしてこの商店街のことを忘れない事を誓い別れた。それぞれの夢に向って旅立っていった。

少々省略しすぎました。詳しくは発売中のDVDをご覧下さい。

この第一部に関しては、よく出来た舞台だと感じた。まず、特筆すべきは安倍の演技である。
落ち着いた台詞の言い回し、表情、表現力、間、どれを取っても今日舞台に上がっている俳優と遜色ない演技をしていたと思う。
それ以外のメンバーも頑張っていたが、やはりプロの役者に囲まれた今回の舞台、少し浮き気味の彼女達がそこには居た。
しかし、これはミュージカル!踊りあり歌ありの演劇である。踊りとなれば彼女達は中々のモノを見せてくれた。
脚本も良い出来で、最後の別れのシーンでは正直、引き込まれてしまった。感動してしまった。
第一部は良い出来上がりの舞台ではなかったかと思った。しかし第2部は・・・・。
第2部の出演は、「後藤(主人公)、紺野(ヒロイン)、石川、保田、小川、矢口、辻、その他にカントリー娘。の3人、そして石井リカが出演した。
第2部のあらすじは、夢が丘商店街近くに出来たデパート。このデパートの中のハンバーガーショップが舞台。いつもにぎやかなこの店の店長 保田、ぶりっ子のアルバイト店員 石川は、ハンバーガーチェーンの本社エリート男性?社員 後藤にあこがれていた。そこへ新人のアルバイト 紺野がやってきた。初日から遅刻はするわ、注文はしっかり受けられないわ、失敗ばかりする紺野に保田はイライラする。しかし、そんなドジばかりする紺野にも夢があった。北海道で獣医になるという夢である。その夢のために彼女は一生懸命働いた。しかし、度重なるドジのため、その一生懸命ぶりはなかなか伝わらなかったが、紺野に本を探すのを手伝ってもらった辻や、紺野が店長から頼まれた商品が一つしかなく、その商品を小川も欲しがっていたため、親切心から譲ってしまった紺野。店長にはおつかいで長い時間帰ってこず、しかも商品も手にしていない紺野が怒られていたが、後藤の妹 小川の話で紺野の仕事ぶりが評価してもらえた。
そんな紺野の事が気になり始める後藤。
そんなある日、後藤にニューヨーク勤務の命令が下り、店を去らなければならなくなる。
そしていつの間にか後藤は紺野の事が好きになっていた。彼女の夢に向って進んでいる実直な姿に惹かれたのだ。
そしてニューヨーク出発前日、後藤は胸の内を紺野に伝えるが、紺野は動揺し、その場を去る。
次の日、店に現れない紺野。出発あいさつのため店を訪れた後藤は店の皆とあいさつを交わし、いざ出発と言う時に紺野があらわれる。そして自分も後藤のことが好きであると告げる。そして二人はお互いの夢に向って歩き始める。


感想。ストーリーはちょっと強引、無理ありすぎであった。設定はよかったが、なぜあそこから強引な恋愛話に持っていく必要があったのか解らなかった。短い時間の演劇なのでラブストーリーも淡い感じの方がまとまり良かったのではなかったかと思った。
あとミュージカルと言えば歌である。
今回、後藤と紺野が歌う場所が多かったわけだが、後藤の歌唱力は皆認める素晴らしいモノであるが、問題は紺野である。正直聴いていて辛いなと感じた。私は娘。メンバーの中では紺野あさみを推しているが、そんなヒイキ目で見ても、・・・・な歌であった。ミュージカル終盤でかなり良くなったと聞いたが、1舞台、1舞台お金を払ってきてもらっている以上、今いるメンバーの最高のものを見せるのが興行ではないかと思う。なぜ、紺野である必要があったのか?歌える保田でよかったのではないか?正直キャスティングに疑問を持ってしまった。別に紺野ちゃんの事は大好きです。でももう少し彼女には時間が欲しかった・・・。
しかし、笑いの要素はかなりあり、よかった。
ちなみに観客の中には、お休みの方がちらほら見られた。私の横の友人も熟睡していた。

そして3部 ライブ。
いままで黙って座っていた私達だが、この時ばかりは今までのウップンを晴らすべく、(チケット12000円はボッタクリじゃ〜)燃えた。
ラストソング、「でっかい宇宙に愛がある」ではミュージカルのオールキャストが登場した。
少し短いライブだったが、盛り上がりは最高であった。通常のライブと比較して、ステージとの距離がかなり短く感じた。
そしてミュージカルは終了した。正直、価格設定は問題ありと思うが、娘。たちが一生懸命演じてるのは痛いほど伝わってきたので良しとしたい。価格の事は娘。達に責任はないしね。
さて、私達は帰りもムーンライトながらに乗車するため、東京駅を目指し歩いていた。途中コンビニで買い物をするため渋谷の駅へ向った。私はミュージカルで購入したポスターをかばんの隙間に突き刺して、そのかばんを背中に背負う形で歩いていた。
暫く歩くとコンビニが見つかり入っていった。
商品を選び、会計を済ませ、買った商品をカバンにしまおうと思い、肩からカバンを下ろすと、ある筈のポスターがそこには無かった・・・・・。どこかで落としたのだ・・・。いや?もしかしたら抜かれた?真実は闇の中になってしまったが、最後の最後で残念な出来事が起きてしまった。しかし諦めが早く、気持ちの切り替えの早いのが私の特徴である。
渋谷の電光掲示板でその当時盛り上がっていた日韓ワールドカップ予選リーグでドイツがサウジに大勝したニュースを見て興奮する。「ドイツってめちゃつええな〜やっぱヨーロッパはちゃうな。」
私達は東京駅からムーンライトながらで岐阜に向った。昨日の疲れが残っていたのか、すんなり熟睡へ入っていった。気がつけば豊橋に着いていた。豊橋では停車時間が長いので、私は電車を降りコーヒーを買いに出掛けた。
再び電車に乗り、私は缶コーヒーを飲みながら車窓を眺めていた。すっかり夜は明け、周りは明るかった。今日もいい天気だ。
そんな事を考えていると電車は動き出した。一路終点大垣に向って。
そして、2時間後の午前7時過ぎに岐阜に着き、私は友人と別れる。
今回の長旅はここで終わった。

今年の舞台、江戸っ娘。忠臣蔵はどうなるでしょ?
明日は歓迎宴会本番、その様子について語ります。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索